オーストラリアに遊びに来れなくなりました!

日本でも毎日報道されている新型コロナウイルスですが、

オーストラリア政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、

現在、オーストラリアの国民や永住者とその直近の家族以外の入国を止めています。

だから、当分、オーストラリアに観光旅行はできません。

 

入国可能なヒトも、2週間の自己隔離が義務付けられています。入国時に滞在場所を届けるのですが、そこにいないことがわかると、罰金です。その額が13000ドルでしたか、半端ないです。

そして、警察がランダムに選んで調べに来るということです。

 

各地の遊園地や動物園は休園。

 

昨日から、レストランやカフェ内での飲食がダメになり、

映画館やジム、教会も閉まりました。

 

日曜日には空っぽの信者の席を前に、神父さんや牧師さんがいつもの礼拝を行ない、オンラインで中継する様子が新聞に出てました。

 

まだスーパーマーケットや小売店は開いています。しかし、スーパーの棚は隙間が目立ち、特にトイレットペーパーの棚は、1種類でも並んでいたら、「ああ、ラッキー!」という状態。

その代わりなんでしょうか、キッチンペーパーを大量に買う人を見ました。店の方でも、目につくようにたくさん並べて、売ろうとしていました。あれで各所の下水管が詰まったらどうするんでしょう?

2011年のブリスベン地域の洪水のときには、うちの下のあたりは、川から水があふれないで、下水管から水が逆流して浸水しました。こわいこわい。

 

あれもない、これもできない、という状態で、「欲しがりません、勝つまでは」というのを思い出しました。第二次世界大戦とは違って、このウイルス相手の全面戦争は、数年続きはしないでしょうが、私はトイレットペーパーや卵を追いかけて、もうすでに精神的に疲れてしまいました。

 

こちらの学校はあと2週間で、第1学期が終わってお休みになります。2週間の休みを楽しみにしていた家族も多いでしょうが、ホリデーはやめて家にいるようにというお達しが出ています。

日本では学校閉鎖になって、卒業式が飛んじゃった!という前代未聞の様相も見られるようで、ありえないよねと思っていたら、思い出しました。

学生運動で東大の入学試験が飛んだこと。

 

その頃、わたしはまだ中学生で、おまけに東大の入試とはまったく無縁の成績だったので、別に影響はなかったのですが。

 

もしかして、ときどき、いつもの毎日では考えられないような事件が起こったほうが、ヒトという生物にとって、柔軟性とか、判断力とか、その他いろいろな能力を活性化するためにプラスになるかも?

 

この先も、地球の温暖化が進むとか、予想外のことがいろいろあるかもしれませんし。

 

しかし、この Novel(=新型) coronavirus 事件、いったいいつまで続くんでしょう?

 

観光業やホスピタリティー産業がダメになって、廃業、リストラ、解雇など、今で88000人が失業したそうです。この先もまだまだ増えますね。

Centrelink(センターリンク)という、失業手当などの福祉給付を扱っている役所のまわりに長い行列ができたとニュースが言ってました。

ウイルスの感染を避けるため、人と人の距離を1.5メートルとか、2メートルとか開けましょうという Social distancing というのを、政府を先頭に、あっちでもこっちでも呼びかけていますが、

センターリンクは大丈夫なんでしょうか。

 

なぜ今の時点で、ここまで全世界的に、新しいウイルスが突如広がったのか、不思議ですが、私が考えても仕方がないですね。

 

せっせと手を洗って、トイレットペーパーの奪い合いなどせずに、まわりのヒトと仲良くして、困っているヒトには手を貸して、小さな楽しみを見つけながら、この状況が終わるのを待つ、まあそれしかないです。

 

私は家族と一緒なので大丈夫ですが、

毎日カフェに通うのを楽しみにしていた高齢者とかもいるでしょうに、孤立化するのが気の毒です。

 

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