オーストラリア、ブリスベンのガソリンの値段

ガソリン、高いです! 昨日はちょっと安くなって、近くの4セント引き*のスタンドでは1リットル147.9セントでした。

ハイオクではなく、普通のガソリンの値段です。エタノールを混ぜた*ガソリンを売っているところでは、あと4セントぐらい安いかも。

ブリスベンのガソリンの値段は周期的に上がったり下がったりします。日本だとそういうことはありませんよね。

だから、日本だと、入れたいときにすっと入れられますが、ブリスベンではちょっと待てよ、明日はもっと安くなるかもしれない、今週は高い週だった、とか考えないといけないのです。

その幅が10セントかそれ以上、となったら、やっぱり考えますよね。

娘によれば、今は2週間で最高値から最安値になるようです。ガソリンの上がり下がりの統計をネットで見ることもできます。

こちらに、クリーンズランド州の自動車連盟 RACQ のまとめたデータがあります。

前は1週間サイクルでした。安くなる曜日にはガソリンスタンドに車の列が見られることもありました。

空になりかけたタンクで2週間待つのはきついですね。前、20分ぐらい高速を走って、毎日仕事に行っていたときは、タンクが1週間ぐらいで空になりました。今はそれほど使わないので2週間もちますが。

上の RACQ のグラフを見ると、大きく上がったり下がったりしているのは、小売のマージンです。原油価格とかはあまり変化していません。

なぜガソリン販売店が値段を周期的に上げたり下げたりするのか、どっかに解説した記事があるのかもしれませんが、私にはナゾです。

おとなになってあまり使っていない頭の活性化を図ってくれているのでしょうか。

ガソリンスタンド

注釈

「4セント引き*」これは Coles と Woolworths という2大スーパーマーケットチェーンが始めたもので、これらのスーパーで1回に30ドル以上買い物をしたら、レシートの終わりに、ガソリンが4セント引きになる券が印刷されます。

これをガソリンスタンドで渡すと、リッターあたり4セント安くなります。スタンドの外に大きく書いてある値段は、この4セント引きの値段が多いです。他のスタンドも、そこで何ドルか買い物したら4セント引きにします、とかやっていることがあります。

 

「エタノールを混ぜた*」オーストラリアでは砂糖を作るためにサトウキビ Sugar cane を大規模に栽培しています。

これからエタノールを作ってガソリンに混ぜたら、ガソリンを安くできて、かつ、サトウキビ農家を助けられ、おまけに、サトウキビから作るエタノールは、地中から掘る限りのある原油と違って、再生可能なエネルギー、万々歳ではないかと、政府が音頭を取って始めたものです。

しかし、やってみたらそうバラ色ではなかったらしく、消えていく運命にあります。

結局、それほど安くならず、かつ、車のエンジンによくなかったか、燃費が下がったか、それほどいい考えではなかったようです。

 

「ペトロル・ステーション Petrol station」オーストラリアでは、ガソリンスタンドとは言わず、ペトロル・ステーションと呼びます。

ガソリンはペトロルです。アメリカではガソリンのことをガスと言うと聞いたことがありますが、オーストラリアでは、ガスは、日本と同じくガス、プロパンガスであれ、天然ガスであれ、あの気体のガスのことです。

古くからある石油会社 BP はBritish Petroleum です。ブリティッシュ・ペトロリウム、かっこいい響きだと思いませんか? 植民地地代を彷彿とするような… ただし、BP のガソリンスタンドは一般に値段がなぜか高いので、私は行きません。

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ