ブリスベンの街で、自転車に乗ろう!
ブリスベンにはシティーサイクル City Cycle というのがあります。
これは自転車のレンタルですが、お店から借りるのではなく、あらかじめ登録しておいて、街角のあっちこっちの専用の置き場(ドッキングステーション)に並んでいるものを使うのです。
使い終わったら、どこのドッキングステーションに返しても構いません。
貸出しや返却は、毎日24時間どこのドッキングステーションでも可能ですが、24時間を越えて利用することはできません。
ブリスベン市がやっているものですが、利用者が少なくて、採算が取れないという問題が当初からありました。
ヨーロッパの街でやっているのを真似たそうですが、たぶん、かっこよさそう!と当時の市長(今、彼は州の首相です)が始めたのでしょう。大義名分は、市の中心部に入ってくる車を減らそうということでした。
自転車で自動車の代わりはできませんけど。
この事業はフランスかどっかの会社が市役所に売り込んだもので、採算が取れても取れなくても、何年かは継続しないといけない契約だったと聞きました。
毎年1億円ずつ市が補填しているという話もありましたが、今は少しはましなんでしょうか。
利用できるのは17歳以上(なぜ17歳かはナゾです)、Subscription という登録料を払う以外に、使用料が必要です。
自転車の利用が30分までなら、使用料は無料です。1時間以内が$2.20、10時間以上24時間までが$165(安い自転車なら1台か2台、買えてしまいそうです)。
ドッキングステーションに返すときには、ちゃんとロックできたか、しっかり確かめる必要がありそうです。
30分以内の利用を何回も繰り返して、無料で1日使おう!と City Cycle のサイトには書いてあります。登録料がいりますから、2ドルで、と書いたほうが正確ではないかと思います。
利用者が増えなかった原因として、暑い(ブリスベンは亜熱帯です)、坂が多い、ヘルメットをかぶらないといけない、ドッキングステーションが少ない、車道を走ると危険、などがあるようです。
ヘルメットは自転車についているものもあるので、そういう自転車を選んで利用しましょう。ヘルメットを返さない不届きな人がいて、ヘルメットが減っていくようです。
さっき、通りかかったので、ドッキングステーションを見てみましたが、ヘルメットは、半分弱にしかありませんでした。
もちろん、利用者の中には自分のヘルメット持参の人もいます。
他の人の使ったヘルメットはいやだという人は、ブリスベンのディスカウントストア、Big W とか K Mart で安いヘルメットを買うか、ヘルメットの下に毛糸の帽子をかぶったらどうでしょう。
City Cycle の登録はこちらから。
残念ながら英語のページしかありませんが、ページの中央で登録期間、1日なら Daily Subscription、1週間なら Weekly Subscription を選びます。それから下の Validate をクリック。
次のページで自分の詳細を記入、暗証番号(PIN)を選びます。