オーストラリアを車で走ってみよう(その2)道路の状態など
気持よく走れるオーストラリアの道路。
もちろん、これは比較の問題です。
最近、3週間、日本の田舎の道を走って、ブリスベンに戻ると、ホッ。
道幅が広くて、曲がりくねっていない。
向こうから車が走ってこないか、注意していなくてもいい。
この間、日本で、あやうくバスとコッツンコしそうになりました。前を見ていたつもりでしたが、七曲りの細い山道です。
崖から落ちないようにヒヤヒヤしながら、必死でバックして、行き違いましたが、同乗していた娘が誘導してくれなかったら、どうなったことか。
こちらの住宅地でも、両側に駐車していると、対向しにくいところもありますが、命の危険を感じることは少ないでしょう。
日本ではそのうえ、自転車がけっこう走っています。
こちらも自転車は昔に比べると増えましたが、スポーツとして自転車に乗る人が多く、学校の登下校に使ったり、近所の買い物に使ったりということはまれです。
オーストラリアの道は走りやすいと思いますが、実は世界のワースト25にはいる道があるのだという記事が、この間、新聞に出ていました。
それは、ブルースハイウェイ Bruce Highway で、ブリスベンとケアンズ Cairns をつなぐ全長1700kmの国道です。
このブルースハイウェイは、距離からみるとオーストラリアの国道全体の8%を切るのに対し、死亡事故の5分の1近くがこの道路で起こっているそうです。
レンタカーでケアンズに行こうというかたは、くれぐれもお気をつけください。
もちろん、無謀な運転をせず、制限速度を守って、ところどころで休憩しながら行けば、恐れるに足りません。
ワーストに数えられたもう一つの理由は、大雨が降ると道路が冠水して、しばらく通れないくなってしまうということです。
クイーンズランド州の南北を結ぶ大動脈ですが、こればかりは、今のところ、仕方がありません。
流されて死ぬこともあります。
ふだんはカラカラに乾いていても、なにしろ大きな土地です。上流で降った雨が押し寄せて来ることもあります。
(画像の出典:https://www.fire.qld.gov.au/communitysafety/swiftwater/default.asp)