ブリスベンを川から見よう! ブリスベンで半日過ごす方法(その3)
シティーキャット(CityCat)乗り尽くし
クイーンズランド州の首都ブリスベンの街の中には、ブリスベン川 (Brisbane River )が大きく蛇行して流れています。
このあいだ、ブリスベン空港に着陸する前に、飛行機がブリスベン上空で大きく旋回したので、ブリスベン市街を真上からしみじみ眺めましたが、ブリスベン川ってずいぶん幅があります。
それがUの字に2回蛇行しているのですから、ブリスベンの中心部に占める水の面積ってかなり大きいでしょうね。
ブリスベンの街は、残念ながらシドニーのように海を取り込んでいません。そのかわりがブリスベン川です。
シドニーには「フェリー」と呼ぶ渡し船(ちょっとイメージが違いますか。でも、日本のフェリーはカーフェリーですね。)がシドニー湾を走って、人々の生活の足になっています。
ブリスベンにもあります。かつてはあちこちに川の両岸を結ぶフェリーがありました。
うちの子どもたち5人のうち、3人は対岸にある大学にフェリーで通いましたが、下のふたりはバス専用道つきの歩道橋ができたので、フェリーは知りません。フェリーの料金も不要でした。
フェリーもまだ、川沿いに3ヶ所残っていますが、現在、活躍しているのはシティーキャット(CityCat)と呼ぶ、カタマラン(双胴船)になった船。
市バスと同様、ブリスベン市(Brisbane City Council、BCC、これは市議会という意味ではなく、要するに市役所のことです。)の運営です。
上流はクイーンズランド大学があるセントルシアから、下流はバリンバ(Bulimba)の Apollo Road まで1時間22分、川の両岸をジグザグに結んでいます。途中14ヶ所で乗り降りできます。
平日なら朝5時半から夜10時半まで、金曜と土曜の夜は11時半まで。日曜は朝6時から夜10時半まで。詳しい時刻表はこちら。
ブリスベンとその周辺の公共交通機関の主な情報は、日本語でも、トランスリンク(TransLink)によって、こちらに用意されています。ただ、残念ながら、時刻表など実際のデータは英語のページにリンクされています。
料金は市バスと同じく、ゾーン制になっているのですが、どうやら下流から上流まで乗っていても$6.10 のようです。こちらに料金の説明がありますが、何回読んでもちょっとうーん。
まあ、1000円足らずでブリスベン川の遊覧ができるわけですから。
私が乗るなら
私なら、適当なところから乗って、UQ(クイーンズランド大学のこと)まで行ったあと、そのまま降りずに乗っていて、City(つまり中心部のこと)のあたりに戻ったところで降りて、お昼ごはんにしましょうか。
降りるのは南岸の South Bank でも、北岸の Riverside Centre でもどちらでもいいですね。どちらもカフェやレストランに近いです。
City から下流に向けて乗って、New Farm Park を眺めながら下り、Bulimba で降りて、Oxford Street でお茶をして映画を見るとかもいいですね。
実際にやってみたことはないので、UQで降りなかった場合、料金は帰りの分を請求されないかとか不明ですが、請求されても、遊覧船に乗るよりはずうっと安上がりです。
CityHopper
シティーホッパー(CityHopper)というサービスを発見。これは無料で市の中心部の何ヶ所かを結ぶフェリーのサービスです。
バスでも同じようなサービスがあります。