オーストラリアを車で走ってみよう(その6)国際免許
オーストラリアで車に乗るには、どこの国でもそうでしょうが、運転免許が必要です。
オーストラリアは州によって、多少、法律が異なりますが、海外からの訪問者はその国の運転免許で運転してもよいことになっています。
ただし、その免許証が英語でない場合は英語の翻訳も一緒にもっている必要があります。
この翻訳は自分でしたものではダメですから、結局、いわゆる「国際免許」を作って、日本の免許証と一緒に持っているのがいちばん便利かもしれません。
国際免許についてはウィキペディアに説明があります。
日本各地の運転免許試験場(センター)や警察署で発行してくれるようです。費用は2400円で、写真がいります。
和歌山の場合、ポラロイド写真はダメと書いてあります。以前に発行された国際免許を返すようにとも書いてあります。
さすが日本、ややこしいですね。
大阪の場合はどうだろうと、見てみました。
うーむ、今度は、さすが都会、と言いましょうか。ポラロイドのことも、前のを返すように、とも書いてありません。
国際免許とお住まいの都道府県名で検索してください。何が必要かを書いたサイトが出てくるはずです。
ところで、戦後、日本の国語を英語にしようと、真剣まじめに提案した人がいたそうですが、それが実現していたら、こういう手間も費用も節約できたわけですね。
もちろん、そうならなくてよかった!
オーストラリアの場合、国際免許がほしいときは、ショッピングセンターにある自動車連盟の支部に行きます。日本のJAFのようなものです。
これも州によって組織が別で、クイーンズランド州の場合はRACQ(The Royal Automobile Club of Queensland)といいます。
シドニーのあるNSW(New South Wales)州の場合はNRMA(National Roads and Motorists’ Association)です。
田舎はなかなか「Royal」(王立、もちろん、もう英国王室と関係はないでしょうが)を手放せないのね、と書こうと思ったのですが、大都会メルボルンのあるビクトリア州の自動車連盟の名前にもまだ残っています。
クイーンズランド州の交通法規などに関しては州政府のサイトがあります。道路標識ぐらいは見ておいたほうがいいかもしれません。
日本ではあまりなじみのないものがラウンドアバウト(環状交差点、ロータリー)です。信号の代わりですが、右回りに行きます。
(画像はhttp://www.drivingnt.com/tips/roundabouts.htmlから)
中の車が途切れるのを待って入ります。信号と違って電力も設備も不要で、信号待ちをしなくていいので、いいアイディアだと思います。
しかし、右側から来る車が多いときはなかなか入れないので、信号のほうがましです。