オーストラリアの食べ物は甘い

このまえ借りたレンタカーの和歌山営業所のかたが、オーストラリアの食べ物は甘いそうですね、とおっしゃいました。

うーん、どれのことだろう。ラミントンかな。

ラミントンというのは、スポンジケーキを直方体に切ってチョコレートシロップにひたし、乾燥ココナツをまぶしたものです。

lamingtons

(画像はhttp://joyofbaking.com/images/large/lamingtons.jpgから)

乾燥ココナツには2種類あって、Desiccated coconut と Shredded coconut と呼びます。前者は荒い粉状、後者は細い短いひも状です。ラミントンに使うのは粉状のほう。

昔、ラミントンは学校の保護者会の資金集めの定番でした。お母さんたちが集まって作って、それを売って集めたお金を学校にあげて、学校の設備の足しにしてもらうのです。

最近はお母さんたちも忙しいから、そういう場合もパン屋から大量に安く仕入れたりするのでしょうが。

ラミントンはみんなが好きなので、スーパーやパン屋で常時売っています。

最初に私が食べたのは、オーストラリアに遊びに行った30年以上前です。そのときは、甘い!甘すぎる!と思いましたが、今はそう感じなくなりました。

別にラミントンの砂糖の量が減ったわけではありません。

うちの子どもたちも好きで、スーパーの賞味期限が切れそうなものが安くなっているとき買ってきておいておくと、すぐ減っています。

作るのは面倒そうなので(手も汚れますよね、6つの面をシロップの中につけないといけないのですから)、自分で作ろうとは思いません。

昔、甘い!と思って、それが普通になってしまったものに、もうひとつ、オーストラリアのマヨネーズがあります。

オーストラリアのマヨネーズは甘いのです。製品にもよりますが、原材料の最初に砂糖と書いた製品もあります。

原材料名は、使ってある量の多い順に書いてあります。日本もそうでしょうか。

今でも、さすがに最初に砂糖と書いてあるものは買いませんが、最近はポテトサラダを作るときに、マヨネーズをたくさん使わない場合は、わざわざ砂糖を入れないと物足りないようになりました。

恐ろしいものです。

あの甘くない日本のキューピーマヨネーズとか、移住当初は欲しくても、日本からの輸入品で、日本で買う3倍ぐらいの値段と高かったので買いませんでした。

今だと、キューピーマヨネーズにも砂糖を入れないとおいしくないかもしれません。

味覚も変わっちゃうもんです。

味覚だけではなく、もっと大事なところが変わっていませんように。アハハ

 

 

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